よくある質問|ポラロイドとチェキの違い

Q:ポラロイドとチェキって、どう違うの?

ポラロイド(ポラロイド社のインスタントカメラ)とチェキ(富士フイルムのインスタントカメラ)は、どちらも撮ったその場で「すぐ写真ができる」というインスタントカメラという種類ですが、どちらもカメラの仕組みも違えば、使用するフィルムも異なります。違いを簡単にまとめましたので参考にしてみてください。

ポラロイドという言葉は、撮ったその場で写真ができるインスタントカメラの総称のように使われることが多いですが、ポラロイド社が生産していたポラロイドフィルムを使うカメラとして使います)

 

フィルムの違い

使用するフィルムが違うので、写真の大きさ・カタチ、フィルムの特性などが異なります。

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ポラロイド規格

Polaroid size

ポラロイド社は、ポラロイドフィルムの製造を2008年に終了していますが、現在、ポラロイドフィルムと同じ規格の全く新しいフィルムを「インポッシブル社」が生産しています。サイズはチェキより大きめで、ほぼスクエアな写真サイズですが、フィルムの取り扱い店舗が限られ、1枚あたりの単価はチェキより高いです。カラー・モノクロ、低感度・高感度フィルム、スタンダードフレーム・特殊フレームなど、たくさんの種類の組み合わせが発売されています。

▶▶▶ 現在発売中のフィルム

チェキ instax mini 規格

Instax size

チェキは富士フイルムが生産しているカメラで、チェキで使うフィルム「instax mini フィルム」は、ほぼ名刺サイズです。ポラロイド規格に比べて少しサイズが小さくなりますが、量販店をはじめ、バラエティ雑貨を扱うショップなどで簡単に購入することができるフィルムです。一枚あたりの単価も5本パックを購入すると、比較的リーズナブルで、気軽に楽しめます。カラーフィルムのみですが、スタンダードな白のフレームだけでなく、キャラクターや柄フィルムなどが多数発売されています。

▶▶▶ 現在発売中のフィルム

 

フィルム特性については、撮影する環境や主観によっても異なりますが、同じ条件で同じ被写体を撮影してみたものを並べて比べてみると一目瞭然ですね。

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チェキフィルムは、実際に見た目に忠実な感じの色が再現できていますが、インポッシブルフィルムは、簡単に表現するのであればスマホのアプリで加工した風な写真が出ています。インポッシブルフィルムは、品質が安定してきましたが、その場の光や温度などに、まだ影響を受けますので、しっかりと撮る前・後の適温での管理、光の遮光などをしっかりする必要があります。

 
 

使用するカメラの違い

ポラロイドとチェキの使用カメラの大きな違いは「新品」が買えるか買えないかです。
チェキ「instax mini」シリーズは、コンスタントに新商品が出ている人気シリーズです。機能を最低限におさえ、気軽に楽しめる価格帯で手に入る機種から、高性能な機種まであります(オンラインショップ)。

一方、ポラロイドカメラは、すべてのカメラの生産を終了しています。最初にポラロイドカメラが発売されたのは、1970年代ですので、40年前に製造されたカメラを使っているということになります。もちろん、新品もなければ、メンテナンス・修理の取扱店舗も少ないのが現状ですが、ポラロイドカメラ「SX-70」は、ピントを合わせることができる一眼レフと呼ばれるカメラのひとつで、ファインダーから覗いたままの構図で写真を撮影でき、今でもたくさんの方に愛されるカメラです。

 

どちらを買おうか迷われている方へ

気軽に楽しみたい方は「チェキ」じっくりと作品づくりを楽しみたい方はマニュアル撮影ができる「SX-70」がおすすめです。SX-70の本体は、すでに生産終了しているので「世界に存在している数しか残っていない」のも魅力のひとつかもしれません。