ポラロイドカメラ修理日誌 vol.03:セルフチェックについて

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on and on のカメラ修理担当のseijiです。今回は、自分でできるSX-70のチェック方法について書いていきます。ご自身のSX-70はもちろん、おじいちゃんが使っていたSX-70だったり、知り合いから譲ってもらったSX-70など、現在のカメラの状況をチェックしてみましょう!

SX-70を立ち上げてみましょう!

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  • 2015110402
  • 2015110403

片手はしっかりカメラ下部を持ち、もう片方の手でファインダーカバーの端を持って立ち上げます(上記:左の写真)。折りたたみ方は、本体の開閉バーを矢印方向に押すと折りたたむことができます(上記:右の写真)。

  • 2015110404正常な状態
  • 2015110405完全に折りたためない状態

カメラを立ち上げるときに硬かったり、折りたたんでも上記のように隙間がある場合、調整の必要がありそうです。(調整することが可能ですのでご相談ください)

 

各パーツのチェックをしてみましょう!

□ レンズ・ファインダー
  • 2015110406レンズ部分
  • 2015110407ファインダー部分

レンズやファインダーに、カビや汚れがないか、目視でチェックしてみましょう。上の写真はカビや汚れがある状態ですので、メンテナンスが必要になります。

□ ピントダイヤル

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ピントダイヤルは少し重かったり、軽かったり固体差がありますが、回している途中で引っかかったり、急に固くなったりする場合は問題があるので、パーツ交換をする必要があるかもしれません。

□ 蛇腹

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蛇腹に汚れがついていないか、蛇腹が裂けていないかをチェックします。上の写真のように汚れている場合は長い間使われていないと思われますので、カメラ内部やレンズにカビがはえている可能性があります。蛇腹に少しでも穴があいているとフィルムが感光してしまいますので、ご使用前に必ず修理に出してください。

□ ファインダー部分
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ファインダー部分の前方部分を上の写真のように指で押してみてください。上下にスムーズに動けば問題ありませんが、途中で引っかかったりする場合は、シェードブレード(黒いプレート)が変形してしまっているかもしれません。指を離しても元に戻らない場合は、ファインダー内のバネに不具合がある可能性があります。

□ 写真出口部分
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上の写真のように、カメラの前方を持ち、軽く上下に動かしてみてください。多少カタカタと動くのは問題ないですが、あまりにも隙間が出る場合は、開閉ラッチが変形していますので、調整が必要です。そのままにしておくとフィルムがうまくローラーまで行かずに詰まってしまいます。

□ ローラーユニット

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ローラーユニットをチェックしてみましょう!
まず、カメラの左側面の黄色の開閉ボタンを押して、フィルム挿入口を開けます。

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ローラーを指で回転させてみて、途中で引っかかりがないか、ローラーに凹凸がないか、2本のローラーが平行になっているかチェックします。ローラーが重かったり、途中で引っかかると、フィルム内のインクがきれいに伸ばせないので、撮った写真が上手く現像されない可能性があります。

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ローラーに上の写真のような白いインクが付着している場合は、綿棒などに水を含ませて軽く拭くときれいに除去できますので、ご使用前にはチェックしてください。インクが固まった状態で撮影すると、写真に点や筋が入ったりしますので、注意してください。

 

フィルムのカセットを入れて動かしてみよう!

ご存知の方は多いと思いますが、SX-70のカメラ本体には電池がありません。フィルムのカセット内に薄い電池があり、その電力を使って作動します。その為、フィルムを入れないと動作確認はできません。フィルムを使い切った空のカセットでも、電池は残っていますので、その空フィルムを使って動作チェックしてみましょう。

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開閉ボタンを押してフィルム挿入口を開き、空フィルムを挿入してみます。奥までしっかりと挿入してください。閉じると自動的に作動します。

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まず、シャッターを押してみて、レンズ内のシャッター幕がちゃんと動いているか確認してください。本体の後ろにあるフィルムカウンターも、シャッターを押すたびに数字が減っていくかチェックします。フィルムを抜くと、フィルムカウンターの数字が無くなるかどうかも合わせて確認してください。動作チェックは、長期間使っていない場合も定期的に行うことをオススメいたします。

以上が、誰でも出来るSX-70の簡単チェック方法です。お店で販売中のSX-70をチェックする場合などは、必ずお店の方に許可をもらってから、これらのチェック方法をお試しください。販売店では空フィルムもあるとおもいますので、お店の方に言って空フィルムを使っての動作確認もしてみてくださいね。では、次回もお楽しみに!!