今年で3年目を迎える「AMA・BAW」一昨年、昨年に引き続き、1日目はタカザワケンジ氏をお迎えし、フォトレクチャーとポートフォリオレビューを行いました。2日目は、第24回林忠彦賞受賞、写真家の中藤毅彦氏のスライドショー上映とトークショーを開催いたしました。両日とも全く違った雰囲気で写真を学べる充実した内容でした。
AMA・BAW 1日目レポート
フォトレクチャーの今年のテーマは「1970年代から現在まで、美術と写真の関係はどう変化してきたか？」毎年、歴史を学びますが、違った視点からみることで、さらに奥行きのある写真史を学ぶことができます。
インスタグラムなどで話題になった出来事も、写真史を学ぶことで見えてくる考察があったり、昨年と同じ写真家でも、違った視点からみることで新たに得られる知識など、リピーターが多いのも納得のレクチャーでした。
レクチャーの後は、ポートフォリオレビュー。ポートフォリオをひとつずつレビューしてくださいました。また参加者の年齢層も幅広く、討論も盛り上がり、各自の目標を見いだせた充実したレビューとなりました。
終了予定時間を延長してのレビューにも関わらず、休憩なしでレビューしてくださったタカザワさん、本当にありがとうございます。レクチャー終了後は、自由参加の懇親会も開催しました。
AMA・BAW 2日目レポート
2日目は、中藤毅彦氏のスライドショー上映とトークショーを開催しました。第24回林忠彦賞受賞と現在までの作家活動について、聞き手にライターの大澤友貴さん、アートディレクターの長尾敦子さんをお迎えして、写真集などの製作など、写真家としての活動にとても参考になるお話ばかりでした。
中藤さんの、生プリントを見れる贅沢な時間もありました。暗室でのお話など、とても興味深い内容ばかりで、参加者のみなさんからも、質問も飛び交っていました。中藤さんは、秋に京都で写真展をされるということです。中藤さんの感性がつまったプリントは、ほんとに力強いもので、私自身、秋が待ち遠しいです。
写真集コレクターでもある中藤さんの、写真集へのこだわりを、実際にご自身の写真集を元に語ってくださいました。この日も自由参加の懇親会があり、トークショーの時とはまた違った良い時間を過ごすことができました。中藤毅彦さん、大澤友貴さん、長尾敦子さん、参加してくださったみなさまありがとうございました。
