フィルムカメラを使ってみました!Canon new F-1 編

梅田ロフト店スタッフの福島です。

使ってみましたシリーズ「フィルムカメラ編」の「フィルムカメラを使ってみました。Nikon F3 編」「フィルムカメラを使ってみました。Contax Aria 編」に続きまして、第3回目の今回も、普段デジタルカメラを使っている私がフィルムカメラに挑戦してみました。

今回使用したフィルムカメラは「Canon new F-1」です。最近は、フィルムの出し入れもスムーズにできるようになって、ちょっとした成長を感じています!使わせてもらったカメラは、他のスタッフが愛用しているカメラで、下の写真からも使い込んでる感があってカッコイイと思いませんか?

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「Canon new F-1」は「new」の部分が刻印されていません。「Canon F-1」は【旧タイプ】と【Newタイプ】があり、見分け方はF-1の文字の下にある電池ボックスのところが持ちやすいよう出っ張った形になっているのが【Newタイプ】です「Canon new F-1」はファインダーの中に露出計が表示されているのでシャッタースピードを調整しながら適正な明るさの写真に仕上げるための撮影が出来ます。オートでの撮影も可能なので私ははじめて使うので自動に任せて撮影しました。

使用したフィルムは前回と同じLomography Color Negative 400 ISO 35mmです。梅田ロフト店で販売中のフィルムです。35mmカメラ用フィルムで、フィルム感度は400、カラーネガフィルム、36枚撮りです。

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では撮影に出掛けたので作例をご覧ください。
カメラは、シャッタースピード優先オートで、設定を調整しながら撮影しました。(写真をクリックして頂くと少し大きめの画面で見て頂けます)

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撮影場所は明石海峡大橋が見える兵庫の垂水・舞子辺りの海岸沿いです。

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上の写真は、どちらもF値を11に上げて撮影したところ、奥まではっきりと写りました。奥行きを見せたい時や隅まではっきりさせたいときでもきれいに写せます。

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海沿いということもありカモメやトンビが飛んでいたり羽を休めていたりしていました。特にその飛び回る鳥たちを撮りたくなる瞬間が多くてカメラを向けることが多かったです。

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頭上の高い所でのんびり飛んでいるトンビはピントが合わせやすかったです。

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逆光を利用してカモメがシルエットになり、空の色との相性の良さもきれいに収めることが出来ました。

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急に飛んできたカモメを撮ったのでブレてないか心配でしたが、ブレずに撮れました。デジタルカメラでは、その場で確認できますが、フィルムカメラでは、現像してプリントが仕上がるまで、確認できませんが、こういった撮った時点で心配だった写真が、キレイに撮影できてた時の嬉しさはデジタルカメラでは味わえないですね!

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縦の構図にして海の広さを出したり、海に反射した光の眩しさをやさしくきれいに撮れたり、波がザブンとなった水しぶき一つ一つを捉えて勢いを感じれる写真を撮ってみました。シャッタースピード優先オートにしていると、動いているものをいろんなパターンが撮りやすいので楽しいです!

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最後は水平線に夕日が沈む一枚です。露出を上げて淡い色にしました。こういうシチュエーションはデジタルカメラだとたくさんシャッターを押してしまいがちになるのですが、フィルムカメラだと枚数が限られているので夕日と船が写るときを狙って撮ろうとする姿勢になります。先を読んで写真を撮ることで一枚の写真に思いが込められるフィルムカメラの素晴らしさに気付けました!その方が、風景を楽しめたりしますね。それでは、次回も楽しみにお待ち頂ければ、うれしいです。

-INDEX-

第1回(12月31日)
フィルムカメラを使ってみました|Nikon F3 編

第2回(1月10日)
フィルムカメラを使ってみました|Contax Aria 編

第3回(1月19日)
フィルムカメラを使ってみました|Canon new F-1 編

第4回(1月24日)
3つのフィルムカメラを比べてみました!